生体への負担(リスク)の少ないインプラントを行っています。
Q インプラントにするとどのようなメリットがありますか?
A 歯がなくなった場合、下記のように3通りあります。
従来の治療法
ブリッジ・入れ歯
インプラント
単独植立
メリット1 |
歯が1本抜けている場合、従来の治療法では両側の歯を削りブリッジという方法が取られていました。しかし、インプラントなら抜けた部分のみにインプラントを行うことができるので、他の歯を削る必要はありません。 |
従来の治療法
ブリッジ・入れ歯
インプラント
単独植立
メリット2 |
たくさんの歯が抜けている場合、従来のブリッジなら残っている歯だけで、かむ力を支えなければなりません。このかむ力はとても大きなものです。インプラントにすると、本来の歯数のバランスが取れますので、咬合圧(かむ力)による負担が少なくなります。 |
従来の治療法
従来の有床による入れ歯
インプラント
インプラント
メリット3 |
奥歯が抜けている場合、従来の方法では、取りはずしする入れ歯でしたが、インプラントにすると、取りはずさないですむブリッジが入れられますから、しっかりと固定され、安心して食事ができます。 |
前歯、小臼歯の場合、状態が良い時、抜歯と同時にインプラントを入れる事も可能です。
ASTRA TECH DENTAL IMPLANT SYSTEM
インプラント治療とは
何らかの理由によって失われてしまったご自身の歯の代わりに、歯科用インプラントを土台として人工の歯によって補う治療法です。
口腔内の状態は個人によって異なるため、各個人の状態に沿った治療計画を立てて治療を進めていきます。
現在、日本では保険治療の適用になっていません。
アストラテック インプラントシステム
当院で使用しているアストラテック インプラントは、1985年から開発に取り組み、その研究開発力と長期安定性は世界中で高い評価を得ているインプラントシステムの一つとなっています。インプラント治療を行うと・・・
治療前
治療後
失った部分にインプラン卜を1本埋入します。従来は、健全な両隣りの歯を削ってブ、リッジを用いて治療していましたが、インプラン卜を用いると健全な歯を傷つけることなく治療を行うととが出来ます。
治療前
治療後
従来は局部的な入れ歯を用いて治療を行っていましたが、インプラン卜を何本か用いて治療を行います。入れ歯を固定するための金属のバネによる違和感はもちろんありません。
治療前
治療後(可撒式)
治療後(固定式)
従来の総入れ歯ではなくインプラン卜を用いて治療します。この方法なら食物が入れ歯と口腔粘膜の聞に挟まったり、入れ歯が合わなくなるようなことはありません。
インプラント治療の手順
1 口腔内診査・治療計画・精密検査
担当医によってインプラン卜治療に必要な診査を行います。ご自身の口腔内の状態やレントゲン写真を基に、まずインプラン卜治療が可能かどうか検討します。そして、可能であればその後詳細な治療計画を立てて実際の治療へと移行します。
2 術前処置
インプラン卜治療を行う前に、必要な口腔内環境を整えるための治療を行います。むし歯の処置や歯周病の治療などがあります。
3 歯科用インプラントの埋入手術
歯科用インプラン卜(人工歯根)を顎の骨に埋入する手術を行います。
4 治癒期間
基本的に歯科用インプラン卜は、骨としっかり結合されるまでの治癒期間が必要です。その治癒期間は、おおよそ下顎で3カ月、上顎では6カ月を必要とします。
5 アバットメント(歯の土台)の取り付け
アバットメント(歯の土台)の取り付けを行います。状況に応じて簡単な手術が必要な場合もあります。
6 人工の歯の作製
歯科用インプラン卜の部分を含めた口腔内全体の印象採得(型取り)を行い、失われた歯の部分を作製していきます。作製後人工の歯をアバットメン卜(歯の土台)に装着して完成です。
7 メンテナンス
歯科用インプラン卜を長期間安定して使い続けるためには、適切なホームケアと定期検診によるプロフエッショナルケアが不可欠です。担当医の指示に従い、適切なメンテナンスプログラムを実施してください。
この場合通常なら抜歯、その後、インプラントを入れる方法もありますが、これですとかぶせるまでに8~9ヶ月かかってしまいます。
抜いたと同時に入れる方法ですと麻酔も1回で済みますし、5ヶ月ほどでかぶせる事もできます。
この手術の場合、再生療法を併用して、抜けた歯のまわりの骨に人工骨再生物をいれて、再生させ、本来に近い骨の形にされるとよりしっかり固定できます。
◆ このまま傷口が治って入れ歯を入れる。
(骨のへった状態がそのまま残ります。)
◆ このまま傷口が治ってブリッジ(橋タイプのもの)を入れる。
(骨のへった状態がそのまま残ります。)
◆ このまま傷口が治った後インプラントを入れる。
(骨のへった状態がそのまま残ります。)
◆ 再生療法(高度先進療法)を用いて抜けた、骨のへった所に人工の骨再生物を入れて再生させ、本来に近い骨の形にする、その後、ブリッジ・インプラント・入れ歯を入れる。
骨再生誘導手術(GBR)を行って骨増生を行い、
その後かぶせる(補綴)事を行った例
当医院でGBR・GTRなどの再生医療手術に用いる骨造成材は、生物由来のものではなく、整形外科・口腔顎顔面外科等で幅広く用いられている〔ハイドロキシアパタイト材〕で、手術処置後の本材は、生体内で骨と直接結合して、再生いたします。
また、歯周組織の誘導再生の為に用いる〔メンブレン(膜)〕は、生体吸収性の〔タイプ1天然コラーゲン〕でできています。このコラーゲンは、現在世界中の一般外科の分野で広く使われているものです。