最近アンチエイジング(抗加齢医学)という言葉を耳にされることがあると思いますが、それは、年齢を重ねても、質の高いライフスタイルを送りたいと願う方が多くなったからです。
それには、食事・運動・リラックス・栄養による自分でできる予防や、治療することによって予防する方法があります。
いつまでも若さを保ち、いい年の取り方をされるには、歯科においては、口元(顔の表情)、咬み合わせ、歯の存在が大きく左右します。
しっかり噛める人はいくつになっても脳が若く、老化も予防管理できます。
当医院では、以上のような事を十分、トータルに考えて、治療方法を提案できるバックグランドを有して、歯科治療を行っています。
40~60才台のシニアに近づかれた方へはかかりつけ医療を基本に、咬み合わせ、歯そうのうろう等、口腔内の咀しゃく機能がひどくなる前に、今後を見通した、口の中の理想的な環境状態を生涯維持していただく為、今一度、見直し、チェックを行われて、質(クオリティ)の高い治療、かぶせ物、入れ歯等をされる事によって生涯、おいしく食べて、じょうぶで美しく、若返って、楽しい人生を送られてはいかがでしょうか?
その為のケアーメインテナンスも十分行っております
一寸前の東京都老人総合研究所の統計によると、高齢者の7割が病気もなく健康だという結果がでています。
医薬品企業では、加齢に伴う病を患った方を対象とする開発が進んでいます。
歳を重ねても健康な方たちのよりよい生活に貢献したい、そうしなければ社会の活力がなくなってしまうと考えました。
風邪やちょっとした怪我は、ほおっておいても自然に治ってしまいます。けれども歯に関しては、痛みや欠損などがあった場合、そのまま放置しておいて自然に治るということはありません。
とりわけむし歯の場合がそうです。歯の周囲の環境が酸化して歯が白濁するといった程度の場合を除き、身体のなかで最も硬い組織のエナメル質で覆われている歯の表面は、いったんむし歯で破壊されると二度と元には戻りません。細菌が入り込んでいる部分を取り除いてそれ以上感染が進まないようにしたのち、人工的に金属やセラミックなどを用いての修復が必要となります。
放置しておくと、感染層がどんどん深く広くなってエナメル質や象牙質が破壊され、歯髄(歯の神経)にいたると強烈な痛みを生じ、そうすると神経を取らざるをえません。神経を取ってしまった歯には血管がなくなり、栄養も運ばれなくなって、枯れ木のようにもろくなるということは、すでにお話ししたとおりです。破壊が進んで歯冠全体が失われたとしても、歯の根の部分だけでも残せる場合は、抜かなくてすむこともあります。最低でも、なんとかここで食い止めたいですよね。これ以上進行した場合は、抜かざるをえません。
歯周病の場合も、歯肉が腫れ、歯を支える骨が吸収すると、いままでは受け止められた力も支えきれず、動揺したり、抜けてしまったりします。ただ、むし歯と違って、プラークを取れば、歯肉がしっかり引き締まり骨も回復して、ある程度の力を再度受け止めることができるようになります。
失った歯を補う方法には、取りはずしの義歯と、固定性の入れ歯(ブリッジ)があります。1~2本の連続した喪失で、その前後にしっかりとした歯が残っていればブリッジで補え、これはほぼ天然歯と同じ感覚で使えます。
部分入れ歯は、ブリッジ同様、残っている自分の歯と、顎堤(歯の土手)を支えにします。失われた歯が担っていた機能を残っている歯や歯ぐきが分担するわけですから、いままで以上にシビアーな状態なので、注意深く守る努力が必要です。
最近は、人工歯根(インプラント)も用いることができるようになりました。残りの歯に余計な負担をかけないというメリットがある反面、手術が必須で、骨にしっかり根づくまである期間待たなくてはならないこと、かなり高額な費用がかかるといった問題点もあります。
歯の数が年齢に比べて多いということは、「歯年齢が若い」ことを現しています。白く輝く歯は、美しさと若さを感じさせますし、奥歯でしっかり噛めると、エネルギッシュに見えます。
歯科治療や口腔のケアは、誰の目にも明らかで、ご自身も感じることのできるアンチエイジングの強力な味方だと思いませんか?
年齢が増すと、食べることの楽しみの比重が増してきます。食べられなくなれば生命維持ができません。食欲があって美味しく貪べられることは、たいへん大事なことです。食欲があることは、すなわち生命力があるということです。歯がたくさんあることは、美味しく食べられることにつながります。
また、食べることで唾液の分泌が増します。唾液の中には多くの酵素が含まれていて、老化防止の役割を果たしてくれていることがわかってきています。
初心(初診)忘れるべからず!/定期的に健診を自主的に受けることが大切です。
定期的に検査を受けて、不都合を早期に発見して、早期に改善することをおすすめしてきました。歯科疾患は生活習慣病であることから、生活習慣が守られているかどうか、ご自分の健康をご自身で守るという行動がしっかり守られているかどうか、これらのことをチェックするための受診であるべきと考えています。そして、セルフケアに限界のあることを知り、定期的にプロフェッショナルケアを依頼する必要性があります。端的にいえば「健康を守るために、定期的に受診してプロケアを受けること」を「定期検診」ではなく「定期健診」と呼びたいのです。